島崎ギターサロン動画ブログ

島崎陶人ギターサロンホームページ動画を文字化したブログ 20180217開設

2010年07月

https://youtu.be/VbLGNIjhkkI
2010/07/30 に公開


49の技、34番目ベースの工夫と名付けました
名付けましたがここでは工夫の話をしません

ベースは音楽を語る上での豊富な題材なので小分けにして技の中で紹介しています

今回はベースを置くと副題を付けます
テーブルがあって物が置いてある
コップをポンと置く場合と体全体から持って行く場合、投げるようなのとでは随分置き方に変わりがあります

ベースの基本は大事に置く
大事に置いたらその上に和音、旋律、他の音を並べて行く
料理人がお皿を置いてそこに料理を盛り付けるように、お皿がベースです

一例を弾いてみます
コストの練習曲Gm
コスト:練習曲@

これはベースGの上に次のBフラットとレの音を置いていく感覚で私は弾いています

演奏
置きました
演奏
またこの上に置きました


置いた上に丁寧に音を重ねて行きます

発想では切るのが基本と最初に言いました
だからこれも本当はベースとしては
コスト:練習曲@

演奏

これが基本になってそこから
待てよここからはこんな乱暴な置き方よりそーっと置いてみようという

演奏

最初は乱暴なことしていたんです
そこから発想としてもっと丁寧に置く方法もあるぞ

というのが34番目の所になります
大切に置くという置き方
コップをポンと置くのは大切に置いてるのではない
これどうぞお水です
ウェイトレスさんに丁寧にそーっと置かれたら逆に気持ち悪いですよね
高級レストランにて正装で出向いて座ったときにボーイさんがドンと水を置いたらムカつくわけです

ベースを音楽を作るお皿と考えたときに
この場面では丁寧に置いてみよう
丁寧に置けば次にそこへ大切なものを置くという暗示になります

それに対して音を切るのはフランクな関係
贈り物をするときにこれどお♪と
馬鹿丁寧に贈られると困るわけです

普通の置き方が音を切る
それが基本になります


ここでは丁寧に置いてみたらどうなるか
皆さんの工夫をして頂ければと思います。
コスト:練習曲@@@






■49の技その35 運指の工夫
運指で発想が分る。
運指の付け方で、音楽性がばれる。
バッハ、サラバンド。 コスト、エチュード。
WAZA-35 How to devise by moving fingers.
・We can understand an idea by moving fingers.
On the other hands, our musical talent will come to light by putting on the moving fingers.

I used WAZA in the most abustract content called an idea.
Please never deal it with playing of the words.
Do you think you can not make a word by the abstract content ?
Do you think if you say like that, it is a very correct answer ?
Do you think you can say "Keep out" ?
Not at all !!

There are nothing abstract content.
We can't express if everything are specific expression.
The sound is very specific expression and we can understand it very easily.
We can't do it when we can not understand it.
It is convenient for you.

Music is made of sounds.
We can't play music except our sounds.
We have to start it to improve our sounds.
Otherwise, it is shallow knowledge.
When we can have one sound by ourselves, we will understand WAZA here.

https://youtu.be/f10g9TMPWHk
2010/07/30 に公開


49の技、33番目 速度の工夫と名付けました
弾く速度は切実な問題です

速く弾きたくても弾けない、これはもうしょうがない

ある程度の速度で弾けるようになったら精一杯の速度で弾くのもあるが
速く弾けるならゆっくりも弾ける
ゆっくりと速いの間で遊んでみよう

一番最初に使う題材がテデスコのプラテーロと私から春
これの出だし
楽譜はこんなふうに書いてあります
春1

演奏

これを練習してある程度の速度を

演奏

私はこの速度では弾けないのです
今の方法をちょっと速くと言われても本当に弾けないのです

では速く弾けないではないか

発想を変えるとこれよりもはるかに速いのに動くという方法があります
今の部分は鳥がちゅんちゅん鳴いてる所です

春の詩では
朝のまどろみの中でいい気持ちで寝てたのに子ども達の声で起こされた
外の子ども達に怒ってやろうと窓を開けたら小鳥達が騒いでいた

今の旋律は何回も出てくるが最初は子ども達が大騒ぎしてるんだ!というイメージで弾こう
2回目は小鳥達で様子が変わるのです

その時に楽譜は
春1

演奏

と書いてある
これを速く弾いても子どもが大騒ぎしてるようには聴こえないと思います

そこで

演奏

大騒ぎをして
春1

演奏

こんなふうに解釈してみる
まるで音楽をぶち壊してるように聴こえると思います

演奏

それを練習して続けていくわけです

演奏

という感じになります
これを聴き比べると最初に私が弾けなかった速度よりはるかに速いと思います
さっきの速度で弾けなかったのはその演奏に発想がないからです
今の速度には発想が伴ってるのでその気持ちになったときに指が動く

これが速度というもの
速く弾けないと思っている人はその思いを置いといてそこに発想の力を持って行くと解決することが結構あるということを記憶してもらえばいいと思います


もう1つ速度の工夫の中には曲にストーリー性を持たせる
絵画的処理
1曲を1つの絵として見たときあなたはどう見えますか
風景として見たときどう感じるか

それぞれについて詳しく話すと30分ぐらいになるので1つヒントとして捉えて欲しいのは
風景として捉える、こんな曲があります

パーセルのメヌエット演奏
パーセル:メヌエット

これは別の技でも弾いてますが使い易い題材なので何回か出て来ます
メロディーは歩く道
ベースは山
和音は周りの雰囲気、空気、近くの景色
ベースは遠くの景色、和音は近くの景色、旋律は道と解釈するとこんな道があります

パーセルメヌエット単音演奏

遠くに山が見えます

ベース付き演奏

そこに近くの景色を入れてみます
パーセル:メヌエット

演奏

全体としてこう浮かび上がりました
自分達が道を歩きながら周りの景色を楽しんでいる
道がなければ楽しむことはできない

下を向いて歩くと景色を楽しめません
演奏者はメロディに酔ってはいけない
それは下を向いて歩いてることになりますので聴いてる方は楽しめない

これは心すべきこと
よくお目にかかるのはメロディに酔って弾くスタイル
はっきり言って見苦しい、聴き苦しい
それは演奏者の態度ではないです
聴き手がメロディに酔うのは構いませんが提供する方が酔ってはいけません
そうすると音楽が壊れてしまいます
これは心すべきことと心得てください

以上、速度の工夫です。

春1

春2

春3

春4

春1

春2

https://youtu.be/KQlQVEBg7zM
2010/07/28 に公開


49の技、32番目 消音の工夫と名付けました
音を消すということ
これも重複するかもですが基本的にベースの音を切るのが発想の源になります
ベースを鳴らしっ放しにすると発想は湧かないです

初級の練習曲で試します
これを観てらっしゃる方でギターを弾く方は必ず通るカルリの練習曲です
いくつもありますが判り易いということでこの曲を
etude010'カルリ三つの小品2

演奏

こんな曲があります
今、自然に音を1つ止めてしまったんですが
レッスンをしていて、或いは人が弾いているのを聴いて気になるのは
ベースを弾きっ放しにすることです

始めにベースを切ったらどうなるか、それから切ってないのを聴くと非常に判り易いのでベースを切った演奏をします

カルリ演奏
etude010'カルリ三つの小品2

軽くベースを親指の爪を使わず皮で弾いてそれを切ります
爪を使ったときは鋭く切って、皮で弾いたときは鈍くやさしく切る方法を採っております

もう1回弾きます、続いてベースの弾きっ放しを弾いてみます

カルリ演奏
次は伸ばしっ放し
演奏
etude010'カルリ三つの小品2


これが伸ばしっ放しですね
聴き違い、聴き比べをしたら片方は手を抜いて弾いているように聴こえるかもしれません
そうではなくて単に音をほったらかしただけの結果です

音を切ることによって何かが生まれてこないかということ

1曲だけではなかなか判らないかもです、もう何曲かやってみようと思います
全てイ長調の練習曲です
こういう単純な曲もあります
カルリ演奏
etude010カルリ三つの小品1


AとEのコードがいたりきたりしてるだけ、ベースが5弦で
カルリ演奏
etude010カルリ三つの小品1

これに何の疑問も抱かなければそれで終わりなのですがたぶん抱くと思います
そのときにベースを切るという技を使ってみます
etude010カルリ三つの小品1

カルリ演奏

たったこれだけのことなのです
そうすると何かが湧いて来そうな、私はするんですけど

もう1つやってみます
同じ曲の中の後半
etude010カルリ三つの小品1

カルリ演奏

という場所があります
今は全部弾きっ放したのですがそれを切ってみます

カルリ演奏
etude010カルリ三つの小品1


ただベースを切っただけ
そうすることで何かが生まれてくる、何か感じませんか?
というアドバイスです

ベースを切る、消音の工夫でございました。



■49の技その31 フレーズの工夫
感じ方を決めてしまわない。
自由とは? 例として、バッハのプレリュード
ソルの練習曲第6番。 5番。 グランソロ。 など

WAZA-31 How to devise a Phrase
・Never decide how to feel.

What is freedom ?
For example the Prelude by Bach, etude the 5th and 6th by Sor and so on.

https://youtu.be/ZXPed1c6JNM
2010/07/26 に公開


49の技、30番目フォルテ・ピアノの工夫
実験的に4つ音を取り出しその音を旋律としどれかの音にアクセントを付けることを試します

どれかをフォルテにするということは次の音をピアノにしないとアクセントにならない
フォルテ・ピアノ表現できることが大事
最初に解決しておきます

気持ちの中で強い弱いがよくありますがそれではダメです
実際にフォルテピアノで演奏できなければいけない

私はこんな方法で採ってます
右手親指を基準にして薬指
親指と距離があります
フォルテの音を弾くときは薬指が親指からぐっと離れて距離が出ます
そして一気に 

1弦開放を弾弦

今これだけ薬指が動きました、動いた距離と音

今度はその続きで人差し指を1弦に当てて少しだけ親指に近付けます
動いた距離は僅かです

動く距離でフォルテピアノを自分で調節しています


フォルテ ピアノ 1弦開放 弾弦

では音をド、シ、ラ、ソの#
この4つの音を取り出して実験してみようと思います

始めに最初の音、ソ#を強く弾いてみます、必然的に次の音はピアノになります
演奏

あとの2つは付録でございます
最初の発想の項目で説明したように残りの音は軽く切ります

2番目の音、ラにアクセントを付けてみます
演奏
間違いました、もう1度やります

演奏

続いて3番目の音、シ
演奏

最後の音、今度はフォルテピアノという表現では出来ません
最後の音は例外でその音だけ強いのです
演奏

聴いてすぐおわかりのように音は全て一緒なのですが印象は随分変わってると思います
これは言葉にすると
『おはようございます』
日本語ですと抑揚がありません
英語だと Good morning Good morning Good morning
アクセントの位置が変わる
アクセントの位置が変わることで感情も一緒に相手に伝えている

日本人も口調によって感情を伝えるわけですが概ね基本の表現はアクセントがないんです
音楽はどうかというと抑揚を抜いてしまったら何なんだということになります
この話をするとバロック音楽をやってる人は
バロックには抑揚はないと仰るかもしれません
それは楽器の性質として強弱を付けられない楽器を使った、だからなのです

ギターは強弱いくらでも変えられる、
音色もどんどん変えられる
いっぱい変えることができる楽器で
それを変えずに演奏するというのは

なんの意味もないです



従ってギターの練習をする方は大いに抑揚を変える練習をして頂きたいと思います。

https://youtu.be/m6c3garjOKw
2010/07/26 に公開


ポンセのプレリュード冒頭部演奏
009ポンセプレリュード1


技、29から35まで発想に関してのお話です
同じことが何回も出てくると思いますがこと発想に関しては音を切ることを習得しなければ進まない

音を切るとは音楽ではポルタート
自然に音が切れること、最近は死語になっている
音は続ける方が、レガートが良いという考え方が基本にあります

間違いです

音は切る方が良いです
冒頭で弾きましたポンセのプレリュード、私はこの曲で生まれて初めて音を全て切って練習する方法をとりました
こんな方法です

演奏

というふうに全ての音を切って練習しました
これは自分にとって初めてのことでどういう結果、過程を踏むのか全くわからずに始めました


こう演奏するのが普通だと思います
演奏

結論から言うとこの練習からは何も湧いて来ません、何も思い付かない
ところが切って

演奏
やっている内にいろんな思いが湧いてくるのです
実際に皆さんが演奏を聴いてそんなバカなとはいつでも言えます
一度切ってみようかとやってみるとすぐ判ります
いろんなものが湧いてきます

発想が湧くにはまず音を切る
ここからスタートしないと今から話す7つの技が皆さんの役に立つことはありません


スタカット、音を切りなさい
自然に音を切るポルタート
どう違うか、言葉で想像してください

スタカットは言葉だとパッパッパッになります
ところが自然に音を切って練習するのはラ
口をすぼめずに開いた状態で舌が上に当たります、ラ、ラ、ラ
それに対してパッというのは口を閉めて一気に破裂させます、パッ、パッ、
これがスタカットであり、ラ、ラ、ラはポルタート、自然に音を切って練習する方法です

このことを心に留めてこれからの7つの技を楽しんで下さい

では29番目右手は弓と私は名付けました
バイオリンやチェロは弓で演奏します
山形に弦が張ってあります、弓は真っ直ぐで弾いて行く
ギターは平行、平らに弦が張ってあります
右手の指が弓のようにしようと思うと弦が真っ直ぐ平らなので指を弓なりに弾くというのが出て参ります
実践でお目にかけます

右手の動きを注目して下さい

普通に、、開放弦演奏

親指と上の指を別々に フーガの一部演奏
フーガ016

これは普通の動きに見えると思います
こうではなく弓のように弾くとどうなるか、こんな感じです

フーガ演奏
親指と人差し指を引っ付けて腕を弓なりに フーガ演奏
フーガ016

という弾き方です
絶えずこういうふうになります
これは一見して実に無駄な動き、なぜそんなに腕を動かすのか
指先で済むと思うかもしれません
そう思った瞬間に発想は消えてしまいます

発想は不便な所
なぜこんなことをするのだ!という所に発想は生まれます
非常に合理的な所からは生まれません

前から見てどうなるか耳と目で確認して下さい、弓のように弾いてみます

フーガ演奏
こういう動きになります

続いて普通に指で弾きます
フーガ演奏

一節で判断して頂きますがどちらが良い悪いではなくどちらの味を採るか
自分はどちらの演奏を面白いと感じるかです
上手下手ではないです
どう面白いかを感じるかどうか
それが発想の原点です
私は弓のような格好をして初めてトライした時にはウキウキしました
こんな面白い弾き方が世の中にあるのだと発見した喜びを今でも忘れることはできません

現在はこの技を多用しています
ことのついでにもう1つ

アルペジオ
弓の弾き方をしてる内に単なるアルペジオではなくて旋律として捉えることが普通に出来るようになります
フーガ017

コードを押さえてその響きの中から フーガ演奏
綺麗に弾くのではなくて
全部音を留めてそれを旋律として捉える フーガ演奏

そう捉えることによって実際の演奏が フーガ演奏

自分の中で昇華されて行きます
以上、技29、右手を弓と捉えてみようでございました。

https://youtu.be/kW4pJ1NkeCo
2010/07/10 に公開


49の技、28まで録画しました
ここで技について話したいと思います

柔道、剣道の技
柔道 一本!
勝負と言う意味では優勢などで勝った負けたとなりますが
見ている側からすれば一本で決まれば判りやすいし気持ち良いです

寝技、関節技で痛そうなのもあります、相手が参ったをするという
私はあまり好きではないです

背負い投げ一本はされた方は痛くないのでは
見ていて美しく決まった技は受けた相手も気持ち良い筈です
痛いなどではないと思います

私が技の話をするようになったのは日本の習い事の中には型があります
四年ほど裏千家を習いました
確かに美しいです

ある型を、会得はしませんでしたが先生がやってる姿、生徒さんがやってる姿を見ましたときに
決まりますと綺麗と感じます
音楽でもそういうことが出来ないかと思い探し出したわけです

最初に劇的消音を話しました
あれを発見したときもなんと格好良い、ピアニシモの音がこんなに格好良くみえるという所からスタートしました

もう1つ別の話ですが
百mを走る
1位を目指すのとどうすれば格好良く走れるかというのは意味が違います
世界記録は10秒を切り速く走っています
あれ、美しいでしょう
おそらく1位になった人は始めは1位を目指したかもですが途中で方向を変えたと思います
どうやったら本当に美しく走れるか
人間の体をどうやれば最大限に効果は出るのか
走るということに対してどうやれば最も筋肉が合理的に動いて形も美しく、したと思います
そうすると結果として1位になった

ある大会で我武者羅に1位をなればいいと
変な言い方をすれば汚い手を使ってもいいわけです
そういう手を使って1位になるよりは美しく走る事の方が大切

それを曲解して美しさの競争をしようというのがありましてそれは無茶苦茶な発想
そんな競争しなくていいです
美しいと感じること、格好良いと感じること
それらがあると思いますのでじっくりと見つめて欲しいです
なぜ僕はこれを格好良いと思うのだろう
なぜこれが綺麗と感じるのか
それを考えると何か別の物が見えて来ます

このときに絶対にして欲しくないのは人の噂、人が言っている、この人が良いと言われている
ものの後ろにあるのを見ないことです
今目の前にあること、自分が感じたことを見て欲しいです

料理番組でいうとここの料理は旨いんだ、だから旨いんだではなく
食べに行って自分が美味しいかどうか決めたらいい
人の噂、価値判断を自分に持って来ない
本当に自分が良いと思うことを突き詰めて行くと必ず自分の中にある審美眼が目覚めます
そうすると世の中の言われている基準がいかにいい加減か判ってきます

皆さんの中にある美的な意識をくすぐることが出来れば49の技の目的は達せられるわけでございます
中盤を過ぎまして残り21、お楽しみください。

https://youtu.be/-gVKGB_YfKc
2010/07/10 に公開



49の技、28番目は共鳴についてお話をします
倍音と間違う方がいるのですが
共鳴、共に鳴る
ギターではシラミの法則と私は呼んでおります

シとラとミが共鳴を伴って美しい音色がします
ちょっと聴いて頂きます
2弦10フレット、ラの音です
単音演奏

録音に入ってるか疑わしいですが現実には弾いて何をしてるかというとまだ鳴っているのです
生で聴くとわかりやすいので生徒さんは納得されますが
共鳴音は意外と録音に入りません

ラのとなり、フラット、シャープになると
単音演奏
もう鳴っていない
何も鳴ってないのです
影も形もありません

ところがラになりますとずっと鳴っているのです
音は左手を離しても鳴っている
離した途端になくなるあるいは弾いた途端にもうないというような音も現実にギターにはあるのです

シラミはベースの456弦がそれぞれその音に対して俺も鳴ったろうやないかということで
弦が響いてその音がギターから出て行くわけです
したがってベースを消音して弾くと
単音演奏

離した途端に消えてしまいます
この共鳴音が嫌な人もいましてその場合は止めて弾けばいいわけですが
通常はこの共鳴音を使ってギターの曲を書いてあります
そういう書き方をしてる曲がたくさんあります

バレーラのナナと間奏曲があります
冒頭演奏
nana@1


というラを弾いて共鳴が鳴っている間に左手ポジションが下がってくるのです
この間、下がるのですから移動します
もしこのラが弾いて離して止まってしまうなら
この音をずっと残しておきながら次へ行きたいという野望が消えてしまう
平たく言えばピアノのペダルに値します
ペダルを踏むことで他の音が共振して音が鳴ってるように聴こえるという錯覚みたいなものです

ナナ演奏

自分としては左手は押さえてないんですが共鳴音が鳴ってるのでそれに乗っかって音楽を作るということになります

これだけだったら技にはなりません
共鳴音を静かに聴きますとラを弾いてしばらく経ってから音が出てくるのです
0.5秒か1秒ぐらい後に最高音になります、ポォオーンと鳴ります

その瞬間に離すとOKです
これをもっと早く出てもらおうというのが技になります
聴いて頂きます

押さえて弾いてそのままじっとしているとギターから出てくる音を待たねばなりませんが
ちょっと早く来て欲しい時には弾いた後にぐっと左手に力を入れます
そうするとゆっくり出て来ようとしてた共鳴がびっくりしてすぐ出てくるのです、やってみます

これあの生で聴くとものすごい判り易い
ぐっと押さえることでほんの少し音が上がるのです
そうするとさっきの共鳴音がびっくりして出て来るという性質があります
なぜかと言われてもそういうものです

したがって力を入れて押さえてる人にはこの技は使えません
最初軽く押さえてそれから力を入れて押して離すと自分の離したいタイミングで音を出すことが出来ます
これの応用については曲になってこれを使わないものは知りません、必ずどこかで使います

012バイス:ファンタジア2

演奏
これはバイスのファンタジア一節なのですが
この瞬間にも共鳴の技を使いました
シの音
この音で
この瞬間に
ミとシですから両方ともよく鳴るのです
それも出してその後にピアニシモの音でミを出します

この音を精一杯聴いてもらった後、非常に軽い音で後味を良くする
そういう効果でございます
シラミの法則、シとラとミが出て来たら一度静かにその音を聴いてみるとよく聴こえてくると思います。
011バイス:ファンタジア1

012バイス:ファンタジア2


013バイス:ファンタジア3







■49の技その27 サラバンド
・1拍目と2拍目を加速をして引っ付ける。
・バッハのサラバンド。
・組曲ニ短調(ヴィゼー)
34, WAZA-27 Sarabande
・ Stick by acceleration between the 1st count and the 2nd count.

Sarabande meens play slowly by only depending on the pieace of music.
But I play using dramatic turning off a sound and I play elegantly.

This technique has a big hint for interpretation of the music.
There are acceleration or deceleration f or p and so on in the Sarabande.
There are many kinds of f or p for sounds, phrases and so on.

I am worrying you might say " It is not Sarabande " when I play it fast.
But I think that real Sarabande meens stillness and quietness after acceleration.

https://youtu.be/wgaSOae1yoU
2010/07/06 に公開



49の技、26番目はグリッサンド
左手を置いて弾いてそのままぐーっとフレットの上をすべらす技ですね
ちょっとしたコツがあります
グリッサンドは期待をさせる技
相手に何かを期待させる
贈り物をするときにちょっともったいぶって出すみたいな

最初に期待をさせないグリッサンドをやります
タルレガのガボットMaria 演奏

タルレガ:マリア1

タルレガ:マリア2

これは普通に弦の上を滑らせただけ
その前にスラーのことを話しましたが
スラーは少し速く奏する、そのことがわかるとグリッサンドはそれの連続技になっています
グリッサンドが上へあがるにしたがって段々速くするというのがコツです
等速でやるのではなく速く動かします
距離があると速くなっていきます
そうすると終わった音がよくわかるのです

タルレガのガボットMaria 演奏

速く到着しているのでその音に長居できます
そのことで相手に次に出てくる音を期待してもらうという技です。
グリッサンドは期待をさせましょう、加速してグリッサンドしてください。

https://youtu.be/Fd86LxOnM60
2010/07/06 に公開



49の技、25番目、付点は優雅にやさしくです
付点がどういうものかはご存知だと思いますが
このような技で付点を弾くと面白いというアドバイスになります

魔笛でいきなり出てきます、冒頭部演奏

JPG色玉1

この付点を楽典通り規則通りに弾くと
演奏

あるいは
演奏

になるかと思います
そうではなくて1つの音があります、これは置いといて
次に短い音とその次の音がありますがこれをフォルテピアノ、できれば硬い柔らかいを使って弾きます
演奏

自分の中でこれが優雅だと思う表現を探して頂ければいいわけです
演奏

最後の方などは短い音と長い音という感じではないのですけれども
とにかく最大限優雅に
演奏

つなげました
そうすると技として付点になります

これに関しては反論、そんなバカなと思う方がいると思いますが
是非これを実践でやってみてほしいです
そうするとものすごく意外なことがわかります
これはギターが持っている特性
ピアノでもないバイオリンでもないギター独特の発想がここから湧いてきます
ソル、タルレガ、アグアド、昔の人達はギターで作曲をしました
ギターから出る音、ギターの特性のある音の出方
それをもって作曲したはずです
そこに書かれている付点、スラー、三連符はギターが持っている特性を充分に発揮していると考えていいと思います
それをピアノの発想で演奏したり
バイオリン、フルートのように音が長く続かないギター
長く音が続いているように思ってスラーを使う、三連符をしたりというのではなくて
ギターのオリジナルの音、奏法の中から生まれてきた発想として付点、スラー、三連符がある
こういうふうに考えてもらうとわかりやすいと思います。

https://youtu.be/J37R9AXMTzE
2010/07/02 に公開



49の技、24番目、三連符はひとつの動作で
楽典では本来1つの音の中に3つ入れるということ
練習としてはタタタ、タタタ、タタタ
きれいに3つ入れるとやったことあると思います

技として三連符を見たときには1つの動作で3つの音を出しなさいというアドバイスになります
魔笛の最後の方の変奏

JPG色玉4

演奏
これは技を使わず普通に弾いただけです
右指をaimと使ったのですがひとつずつa、i、mと弾きました
これを1つの動作で弾くというのは
出てくる指の順番に並べて手首を使うと1つの動作になります
指は動きますので軽く動くわけです
馬が走ってるように
このままひとつの動作で弾きます、ゆっくりやります、見てください

この形にして指が当たるように弾きます
これが基本的な考えです
それを練習するとこうなります
演奏

練習の効果を上げる為に弾く場所を変えたり弾く速度を変えたり粒を変えたりします
演奏

こうやって遊びます

遊びを通して曲を弾いた時に出来上がるとこうなります
耳で聴いて速く弾くのだと思って速く弾くと意味がだいぶん変わって参ります
演奏

実際には弾けないのですが今弾いた速度と前に弾いた速度では前の方が速いはずです
動作として3つの音を1つの動作で弾いてますから弾くのはそんなに大変じゃない

1つの動作で3つのことを1度にやる、これはヒントとして見てください
いろんな場面でアイデアを出して自分で1つの動作にしてしまうと大概の三連符は解決します
是非お試しください。

↑このページのトップヘ