島崎ギターサロン動画集

島崎陶人ギターサロンホームページコンテンツから転写しております。20180217開設

カテゴリ:49の技 > 速度変化・アクセント

https://youtu.be/f10g9TMPWHk
2010/07/30 に公開


49の技、33番目 速度の工夫と名付けました
弾く速度は切実な問題です

速く弾きたくても弾けない、これはもうしょうがない

ある程度の速度で弾けるようになったら精一杯の速度で弾くのもあるが
速く弾けるならゆっくりも弾ける
ゆっくりと速いの間で遊んでみよう

一番最初に使う題材がテデスコのプラテーロと私から春
これの出だし
楽譜はこんなふうに書いてあります
春1

演奏

これを練習してある程度の速度を

演奏

私はこの速度では弾けないのです
今の方法をちょっと速くと言われても本当に弾けないのです

では速く弾けないではないか

発想を変えるとこれよりもはるかに速いのに動くという方法があります
今の部分は鳥がちゅんちゅん鳴いてる所です

春の詩では
朝のまどろみの中でいい気持ちで寝てたのに子ども達の声で起こされた
外の子ども達に怒ってやろうと窓を開けたら小鳥達が騒いでいた

今の旋律は何回も出てくるが最初は子ども達が大騒ぎしてるんだ!というイメージで弾こう
2回目は小鳥達で様子が変わるのです

その時に楽譜は
春1

演奏

と書いてある
これを速く弾いても子どもが大騒ぎしてるようには聴こえないと思います

そこで

演奏

大騒ぎをして
春1

演奏

こんなふうに解釈してみる
まるで音楽をぶち壊してるように聴こえると思います

演奏

それを練習して続けていくわけです

演奏

という感じになります
これを聴き比べると最初に私が弾けなかった速度よりはるかに速いと思います
さっきの速度で弾けなかったのはその演奏に発想がないからです
今の速度には発想が伴ってるのでその気持ちになったときに指が動く

これが速度というもの
速く弾けないと思っている人はその思いを置いといてそこに発想の力を持って行くと解決することが結構あるということを記憶してもらえばいいと思います


もう1つ速度の工夫の中には曲にストーリー性を持たせる
絵画的処理
1曲を1つの絵として見たときあなたはどう見えますか
風景として見たときどう感じるか

それぞれについて詳しく話すと30分ぐらいになるので1つヒントとして捉えて欲しいのは
風景として捉える、こんな曲があります

パーセルのメヌエット演奏
パーセル:メヌエット

これは別の技でも弾いてますが使い易い題材なので何回か出て来ます
メロディーは歩く道
ベースは山
和音は周りの雰囲気、空気、近くの景色
ベースは遠くの景色、和音は近くの景色、旋律は道と解釈するとこんな道があります

パーセルメヌエット単音演奏

遠くに山が見えます

ベース付き演奏

そこに近くの景色を入れてみます
パーセル:メヌエット

演奏

全体としてこう浮かび上がりました
自分達が道を歩きながら周りの景色を楽しんでいる
道がなければ楽しむことはできない

下を向いて歩くと景色を楽しめません
演奏者はメロディに酔ってはいけない
それは下を向いて歩いてることになりますので聴いてる方は楽しめない

これは心すべきこと
よくお目にかかるのはメロディに酔って弾くスタイル
はっきり言って見苦しい、聴き苦しい
それは演奏者の態度ではないです
聴き手がメロディに酔うのは構いませんが提供する方が酔ってはいけません
そうすると音楽が壊れてしまいます
これは心すべきことと心得てください

以上、速度の工夫です。

春1

春2

春3

春4

春1

春2

https://youtu.be/ckVAZgXQyTY
2010/08/18 に公開


ギター49の技、あと2つです、48番目
これはかなり細かい、話が伝わりにくくなると思います

速度の変化によってアクセントの位置が変わる

普通に弾いた、ゆっくり弾くときのアクセントが
速くなってある速度を超えると逆転することがよくあります

速弾きが好きな方、ただひたすら速くするのはあまり意味がありません
速くなったときには通常と違う感覚が生まれます
それを知ってないと速くしても効果はないです

ソル魔笛の第1変奏
JPG色玉1

いま弾いたのは穏やかな弾き方です
これで間違いではありませんがここからは発想は生まれません

極端なアクセントを付けてみます
始めにフォルテで弾きます、すると次はピアノになります

このテンポだとこれで良いです
もう少し速くなっても問題なくこれで良いです

もっと速くなるとこのアクセントが逆転するのです
それをゆっくり再現するとおかしいですが
聴いても何やってるという、変なんです

あるテンポを超えますと
逆転してもおかしくなくなります

もっと速くするとそれなりの動きが生まれて来ます
これをゆっくりやるとおかしいです
あるテンポを超えないと普通に聴こえません

この技を使うとなったらかなり指が動くようにならないとわからないです
動く方のために1つアドバイスです

ついでに
同じ形で速い動きがたくさん出てくる

例えば、セビーリャ
アルベニス:セビーリャ3

タララ タララ タララと出てくるときに闇雲に頑張ると逆効果で弾いてる方も脱線します
こういうときは相対的に
6つあったとしたら3つをわざとゆっくり弾く、残りの3つを少し速く弾く

あまりアクセントはない、そして後半に速く弾く

フーガのエンディング
フーガ033

これも同じ形が続くのですが始めから頑張ってもいいのですが私は無理です
このときも・・というのはほとんどアクセントがない
それを2回やった後
後半
かなりのアクセントを入れて弾くということで全体として速く弾いたみたいに相手にアピールする方法なんです
これはアクセントとはまた別ですけども速弾きの1つの参考にしてください。

アルベニス:セビーリャ1
アルベニス:セビーリャ2


















■49の技その49 弾いてないのに聞こえる音
最後のワザは・・・・弾いてないのに聞こえる音!
アルハンブラの思い出で実験。
その他、いろいろなアルペジオで実験。 これが感じると、音楽が一方的なものでないことが解る。
逆に、弾いていても聞こえない音もある。
これらはギターの持っている特長の1つ。 他の楽器にはないと思います。
だから、楽しい。だから、ギターを弾く。

49のワザ  いかがでしたか?
知っていることはいくつありましたか?
え? そんなこと誰でも知っている?!
あらああ・・・・。  なんせ不器用な人間は、
単に弾いただけでは音楽にならない。
音楽のセンスある人には、意味のない内容かも知れません、
が。 ギターを楽しむのにはルールはない。
いかに楽しむか! それに足を踏み入れた結果です。
見た方の好奇心が揺さぶられることを願っています。
WAZA-49 The last WAZA is ....
..... we can hear it although we don't play.

I try to show you by "Recuerdos De La Alhambra " composed by F.Tarrega.
And also I try to show you by some Arpeggio.
If we can feel it ,we can understand that music is not the one-side thing.

On the other hand we can't hear the sound even we play it.
These are some of the characteristics of the guitar.
I think other music instruments don't have them.
It is a great fun and I play the guitar.

How was about 49 WAZA ?
How many WAZA have you known ?
Did you know all of them ?
Oh ! I am very clumsy person and I can't play a real music by only playing it.

49 WAZA have no meaning to the person who has the musical sense.
But, there is no rule to enjoy playing the guitar.
How can we enjoy it ?
These 49 WAZA are results by my tries.
I hope they arouse the reader's curiosity.

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